エアコンのガスの追加補充は基本的には出来ないおと言われていました。
特にインバータエアコンはガスの量の設定が難しいので、追加補充ではちゃんと入ったかどうかの判定が難しいのです。
また新冷媒のエアコンではガス漏れの場合は2種類のガスの混合比が変化していますので、基本的には追加は出来ませんと言われていました。
しかし、冷媒を入れる量が少ない場合は追加してかまいません。(本当は多くても問題ありません)
基本的なガスチャージの方法はガスを全て抜いて(ガスを回収して)ガスの重量を量りながら規定量だけ入れます。
運転は冷房で行ないます。冬の間は冷房運転させるのが困難な機種もあり、難しい事の一因にもなっています。
ボンベを100g以下の単位まで計量可能な量りの上に乗せて重量を量りながら、この写真のようなマニホールドゲージ セット の真ん中の黄色いホースをボンベに接続します。
次に低圧側の青い(高圧側の赤でもかまわない)ホースを太い方のパイプのサービスポートに接続します。
この前にボンベとマニホールドのバルブを少し開けてホースの中の空気を追い出しておきます。
冷房運転しながらバルブを操作して規定量だけ、液で少しずつガスを入れます。
規定量に達したらボンベのバルブを閉めます。(この時、ホース内のガスを残さず入れるには、冷房運転で、細いパイプ側のバルブを閉めてやります)
冬の間はガスボンベが冷えてきてガスがなかなか入って行きません。
これも冬の間のガスチャージが難しい原因のひとつです。その時はボンベをぬるま湯で温めてやります。
直接火で温めてはいけません。
暖房運転でやる方法もありますが操作が難しく、エアコンの動作を理解していないと難しいと思います。
逆に理解していれば言わなくてもやり方は解るでしょう。
最近の新冷媒ガスは気体で入れないでボンベを逆さまにして必ず液体で入れます。
これは2種類の混合ガスの為、気体では蒸発の時、混合比が変わる為です。
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