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エアコンAir Conditioner

■エアコンガスのチャージ(新規設置)


  

1.基本的な方法

エアコンのガスの追加補充は基本的には出来ないおと言われていました。
特にインバータエアコンはガスの量の設定が難しいので、追加補充ではちゃんと入ったかどうかの判定が難しいのです。

また新冷媒のエアコンではガス漏れの場合は2種類のガスの混合比が変化していますので、基本的には追加は出来ませんと言われていました。
しかし、冷媒を入れる量が少ない場合は追加してかまいません。(本当は多くても問題ありません)

基本的なガスチャージの方法はガスを全て抜いて(ガスを回収して)ガスの重量を量りながら規定量だけ入れます。

運転は冷房で行ないます。冬の間は冷房運転させるのが困難な機種もあり、難しい事の一因にもなっています。

ボンベを100g以下の単位まで計量可能な量りの上に乗せて重量を量りながら、この写真のようなマニホールドゲージ セット の真ん中の黄色いホースをボンベに接続します。
次に低圧側の青い(高圧側の赤でもかまわない)ホースを太い方のパイプのサービスポートに接続します。
この前にボンベとマニホールドのバルブを少し開けてホースの中の空気を追い出しておきます。

冷房運転しながらバルブを操作して規定量だけ、液で少しずつガスを入れます。
規定量に達したらボンベのバルブを閉めます。(この時、ホース内のガスを残さず入れるには、冷房運転で、細いパイプ側のバルブを閉めてやります)

冬の間はガスボンベが冷えてきてガスがなかなか入って行きません。
これも冬の間のガスチャージが難しい原因のひとつです。その時はボンベをぬるま湯で温めてやります。
直接火で温めてはいけません。

暖房運転でやる方法もありますが操作が難しく、エアコンの動作を理解していないと難しいと思います。
逆に理解していれば言わなくてもやり方は解るでしょう。
最近の新冷媒ガスは気体で入れないでボンベを逆さまにして必ず液体で入れます。
これは2種類の混合ガスの為、気体では蒸発の時、混合比が変わる為です。

2.ガスの追加量が不明な時

少し効きが悪い場合は、全部ガスをエアコン全体からすべて抜いてから改めて全量入れるのは時間と費用の無駄になる場合があります。
このような症状の時はガスの追加補充で対処するのが良いです。
R410冷媒の場合で少しずつガスが抜けたと仮定すると沸点の低い方のR32のガスが多く抜けているはずですが、沸点の似たガスが一旦混合されると容易に分離できない性質があるので、そんなに気にする必要はありません。
また、メーカーによるとガスの比率が変動しても、性能の低下はわずかなようです。

I邸 ダイキン 室内機:C40ACV、C28ACV 室外機:2MW688XV インバーター器
高圧 16~20 低圧 4~5

  
3.メーカー推奨方法

ガスが規定量入ったかどうかを判断するメーカーの推奨するやり方は次の通りです。

 低圧側圧力を規定値と比較する
 電源の電流値を規定値と比較する
 吸い込みと吹き出しの温度差を規定値と比較する

これらの規定値は外気温度や機種によってまちまちなので、メーカーのその機種の詳しい特性表が入手できる場合だけに限られます。
 
4.簡易的方法

私はR22のガスの時から次のような方法でやっています。
インバーターエアコンでのガスの量の確認は、できるだけコンプレッサーはフルパワーで、室内機の風量最大で行います。

 メーカーのサービスマンもこの方法でやっているのを確認しました。
 冷房運転で室内機の熱交換器(冷却器)の露の付き具合を見ながら少しずつガスを補充していきます。
 ガスの量が少ない時は、室外機から来たパイプ付近がよく冷えていて、それより先の冷えが悪いのが普通です。
 ガスが規定量になってくると、室内機の熱交換器全体が均一に冷えるようになります。
 そこでガスの追加を止めます。

この方法でうまくガスチャージできるようですが、外気温が変わるとうまくいかない可能性もあります。
できるだけ真夏に行うのが良いと思います。
ガスチャージは少し少なめかなと思うところで止めるのがミソです。
オーバーチャージは何も良いところはありません。
 
5.注意点

エアコン本体へのガスチャージは気体ではなくて、液相で行います。
最近のR410用のボンベは逆さまにしなくても液体でガスチャージができるようになっています。
液でガスチャージをすると古いエアコンでは故障するものもありますので、できるだけ時間をかけてゆっくりとガスチャージするのがミソです。
冷媒が液から気体になる時には、とても低温になるので人体に掛からないように手袋等をして保護してください。
チャージングシリンダーを使う時は、その冷媒専用の物を使うようにしてください。
ゲージマニホールドバルブもその冷媒専用の物を使います。
冷媒によって接続口の口径が違います。
R410Aのガスは圧力が高いので、チャージホースを外す時にホースの中のガスが一気に出ます。
それを防止するには、チャージホースの先にボールバルブを付けておきます。
サービスポートのキャップとバルブのキャップの増し締めを忘れないようにします。
これを忘れると長い間にガスが漏れます。
 

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